オカダカズチカが更に飛躍する方法

新日本プロレスからかなりの選手がWWEに流れた。

カール・アンダーソン
ドク・ギャローズ

噂ではWWEでバレットクラブができるのではないかとも言われている。

個人的にはWWEが攻勢をかけるこの状況は、かなり危険な状態にあると思っている。
ヤバイよ、ハッキリ言って。

今新日本では、その穴を埋めるため様々な選手のステップアップが必要となっている。
しかしそれだけで良いのだろうか。
今の新日本のトップは棚橋弘至選手とオカダカズチカ選手だ。
そのあとに、見事変貌を遂げた内藤哲也選手が続く。
柴田勝頼選手も実質新日本だから、これからIWGP戦線に絡む重要な役割を担うだろう。

しかし数年先、棚橋、柴田は今の第三世代のように、これからの若手選手の壁となり、ジョバーとしての役割が強くなる。
内藤哲也も残念ながら体格的なものもあり、ナンバーワンの道は望めない。むしろ今のようにヤンチャな反乱分子の頭領が似合う。

気になるのはオカダカズチカである。
今のところオカダカズチカがもっと飛躍しないといけないという意見をあまり見ない。
当然オカダはかなりレベルの高い選手になっている。しかし辛口だけど、まだ足りないものもあるように感じる。もっと伸びしろを感じる。

昨年11.15にオカダは天龍源一郎選手のラストマッチの相手を務めた。
これはとてもオカダにチャンスだったように思う。
しかし、どうもその後のオカダにあの天龍戦の経験を活かしているのか、疑問にも思う。

単刀直入に言うと、昭和のレジェンド、天龍源一郎のイズムを継承、いや奪い取るチャンスだった。
しかしその後の1.4のメインイベントを観ても、別に様変わりはしていない。

今、新日本は更なら飛躍のために昭和ファンも巻き込まなくてはいけない。
そしてオカダなら時代を越えたスーパーヒーローになれる。

そこでオカダカズチカ選手に提言したい。
それは
天龍源一郎の技を使え」ということ。
つまり
・チョップ&グーパンチ
・延髄斬り
をオカダカズチカがここ一番で使うのである。

天龍源一郎の指名で引退試合の相手を務め、見事ベストバウトにも選ばれたのだ。

オカダが天龍の技を使うことに誰も異論を挟まないだろう。いや挟めない。

あのオカダがビッグマッチで相手に追い込まれた時にグーパンチとチョップを出したらどれほど盛り上がるか。考えるだけでゾクゾクする。

そして天龍がオカダに放ったパワーボム
あれは腰痛から来る未完成パワーボムといった向きもあるが、あの危険な急角度パワーボムをオカダが「新技」として繰り出せばどうなるか。
更に言うと、相手をパワーボムの体制で持ち上げて、サッと手を離し、相手は垂直に後頭部を強打。
そしてオカダは手を離すと同時にあの「両手を広げた」レインメーカーポーズを決めるのだ。
これには観客も湧くだろう。
題して「レインメーカーボム」とかでも良い。

そして最後に延髄斬り。
これもオカダ流にアレンジする。
オカダのフィニッシュホールド「レインメーカー」は相手の背後に回り両手をクラッチして相手を押し出し、引きつけたところへのラリアットである。

しかしオカダ流延髄斬りは、相手の正面に立ち、相手の手を後ろにさせクラッチ。
相手を押し出し引きつけたところへ、オカダの跳躍力を活かした延髄斬りが炸裂する。
これは題して「レインメーカー延髄斬り」
略して「RME

まあ、なんだかバカバカしく思われる気もしないではないが、これでも大真面目に考えているつもりだ。

いずれにせよオカダカズチカ選手には、天龍源一郎の技を使って欲しい。
いや、天龍源一郎の技を使えるのはオカダカズチカしかいないのではないか。

個人的にはそう思う。